夢で終わらなかった - diary.jgs.me

巷では2014年のゴールデンウィーク最終日である5月6日、僕は日本武道館の前に立っていた。人生初武道館である。 でんぱ組.inc というグループにはかなり思い入れがあって、武道館の公演が決定した報せを聞いたときからチケットの発売日をTodoリストに入れて虎視眈々と購入を狙っていた。ちなみに、当選の連絡は前バイト先での業務中にきて、仕事中にめちゃくちゃガッツポーズしたものだった。そういえば、サクラあっぱれーしょんのフラゲ日にも午前中に少し休みをいただいて買って回ったのだった。ありがたや〜。
でんぱ組.incは、「でんぱれーどJAPAN」からTIFなどで見かけて存在は知っていたのだけれど、いまいちピンときてなくて以降あまり追っていなかった。そこにやってきたのが「W.W.D」で、ガッツリ衝撃をうけたのだった。「W.W.D」には、自らを投影したり、感情移入したりする魔力みたいなのがすごくあって感化された。そしてでんでんぱっしょんを経て「W.W.D」から約半年後の夏に、僕は初めてのライブに参加した。ライブでは、等身大の6人が目の前にいるだけで感極まってしまって冒頭から号泣であった。そこではじめて聞いた「W.W.D II」はよくわからないものだったが、徐々に彼女たちに馴染んでいっていったのか、はたまた曲を彼女たちが超えていったのか、「W.W.D」でホップして、「W.W.D II」でステップして、この武道館へジャンプできたのではないかという気がした。
ところで、この武道館限定で発売されていた「Dear☆Stageへようこそ♡」の立ち位置がライブの前まではよくわからなくて、一時期はディアステージの名前もあまり出していなかったでんぱ組.incがなぜこの段になってディアステージの名前を全面に押し出すようなことをするのかなあと。それも公演がはじまったらすぐ解った。今回のこの武道館ライブは、武道館にディアステージを、そして秋葉原を創ることが目的だったのだとおもった。でんぱ組.incというグループは本当に秋葉原というコンテクストにべったりだとおもう(そんなに秋葉原行ったことないし、ディアステージにも行ったことない僕が言うのもなんだけど)。そしてでんぱ組.incはこの秋葉原カルチャーを発信しているグループであり、おそらく秋葉原が、ディアステージがあったからこそここまでこれたわけで、この武道館というのは秋葉原、ディアステージの総力であり巨大なお祭りだったのだとおもう。この舞台装置を稼働させる上で必要だったのが「Dear☆Stageへようこそ♡」であったのではないか、と。清竜人の語りでディアステージへ誘われ、でんぱ組.incのライブを見に来た観客をディアステージのアクトにすり替えるのだ。そして、のべつ幕なしに打たれるヲタ芸や、コールアンドレスポンスを通して秋葉原、そしてディアステージの文化を体験するわけだ。
その中でも、でんぱ組.incの歴史というのはあまりにもシンデレラティックで、美しい。それが、冒頭のメガミックスで過去の自分たちとそして「W.W.D」「 W.W.D II」を経た歴史を見せて、そしてこれからの未来とも言えるカップヌードルCMの新曲であったりサクラあっぱれーしょんで幕を下ろす、本当に素晴らしいセットリストだったとおもう。サクラあっぱれーしょんでは「めちゃくちゃなドキュメンタリー それが僕らにとってのファンタジー」と歌われているが、全くその通りでしかもそれがこのライブに凝縮されていて号泣であった。いやまあ、終始泣いてたからアレなんだけど。「W.W.D」の演出は武道館モードな感じでほんと最高だったし、それぞれのソロもツアーに参加できなかった僕としては待望していたものだった。それから名曲「くちづけキボンヌ」は相変わらず泣いたし、口上の入る「キラキラチューン」や、一緒に行ったゆきよっぴに「強い気持ち・強い愛」論を聞いていたのでそれを反芻しながら同曲を聞いたし、そして最後には「Future Diver」!エンドロールで、FDのところに跡部さんのクレジットが入ってたのでたぶん映像に写ってたのは跡部さんなんだとおもう、さすが一番のファンだーー!アンコールはスタッフも会場も一丸となってアンコールしていたし、武道館がオレンジに染まった「 ORANGE RIUM 」はとても幻想的だった。あと、ダブアンに「イツカ、ハルカカナタ」もってくるのはずるかった!ピンさんの出だしでもう全てもってかれた。何気にこの曲を一番楽しみにしていたので、ここまで引っ張られるとは思わなかった。
ほんと最高だった。夢で終わらなかった。彼女たちががんばってるから僕もがんばれる、彼女たちが夢で終わらなかったから僕も夢を抱き続けられる。彼女たちに未来をお茶の子さいさいに明るく照らされているのだ。

May 8th, 2014 7:26am でんぱ組.inc
original: http://diary.jgs.me/post/85061288264
#20140508 #0508

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筆者について

jigsaw(ジグソウ、1991年6月12日-)は日本のプログラマ、会社代表。本名は小林貴也(こばやし たかや)。主にウェブ、フロントエンド領域で活動している。カミング・スーン合同会社の代表社員。
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