パラノーマルアクティビティがちょっとイマイチ...だった人のための映画4本+1 - e-jigsaw.blogspot.com

日本でも話題になっている「パラノーマルアクティビティ」を先日観てきました。友人たちと観に行ったのですが、絶賛というわけでもなく、かといって面白くなかったわけでもないなぁ、と微妙な感想だったこの映画。わたしも、正直期待が高かった分がっかりなのかなぁ、と思ったけどやっぱりこの映画は結構ダメなところ多いように思う。
まず映画見始めて思うのが
「こいつら、なんで怪奇現象が起きてるのに扉開けっ放しで寝てるんだ?」
ってとこ。扉の「わー」のため、廊下や奥の部屋を撮影するためだけに開放されてるようにしか見えない。これは、一番の見どころシーンである「寝室カメラ」の位置がどうにも絶妙すぎてしっくりこないのと相まって、フェイクドキュメンタリのフェイク感がものすごく際立ってしまってどうにもアガれない。しかも、廊下や奥の部屋の「わー」はさして重要でもないしほんと小ネタ程度の「わー」しかないんだよね。Jホラーみたいな、小便チビってその晩怖くて怖くて眠れないぐらい精神的に揺さぶる怖さが全くない。
あと、カメラの撮影があまりにもいいとこ撮り感にあふれてたり、前半とかがめっちゃ退屈とか、オチがイマイチとか言いたいことはいろいろあるけどそれはまだ良し。
今回、この映画を観るに当たって一番残念だったのは(海外でどうだったかは知らないが)宣伝方法だと思う。
「総製作費135万円!全米1位!」
という宣伝は確かにインパクトはあるけど、これもフェイクドキュメンタリのフェイクの部分を強めるだけに過ぎない。作り物ですよ〜ってことを先に聞いているので冒頭の
「映像を提供してくれた警察に感謝する〜」
みたいなテロップがすごく白々しいんだよね。でも、上のような宣伝が無かったら話題にもならなかったかもしれないし、すごく微妙ではあるんだけども。
で、この映画を観てて(多くの映画マニアがそうだろう)思ったのが
「あ、これブレアウィッチプロジェクトじゃん!」
て感想。
フェイクドキュメンタリの走りともいえるブレアウィッチプロジェクトは本当に衝撃だった。こんな映画があったのか!と。メディアミックスで宣伝されていたらしいけど、公開されてから結構経ったときに観たのであまり知らないけどメディアミックスという宣伝方法も先駆けてやっていたのは本当にスゴいと思う。ただまぁ、パラノーマルアクティビティとよく似ていて全体的に退屈でちょっと怖いけどオチがイマイチ、ってそんな映画だった。でも、このジャンルにとても衝撃を受けた。
そして、このフェイクドキュメンタリ(POV形式:Point Of Viewともいうらしい)を昇華させたのが「クローバーフィールド」だ。
この映画はありがちな怪獣パニック映画にフェイクドキュメンタリ要素を盛り込んで大変成功した作品だし、観ていてとても面白い映画だった。また、パラノーマルアクティビティと違って「自由の女神の顔が吹っ飛んでくる」映像をYouTubeで見たときはすごくびっくりした。映画のタイトルも何もないというその予告編にはただただ驚かされた。
クローバーフィールドはあまりに規模が大きすぎて、フェイクドキュメンタリというジャンルに含めてよいかは微妙だけど、「REC」はゾンビパニックものにフェイクドキュメンタリ要素を絡めた作品で後半からはゾンビがわらわら出てくるのですごく盛り上がる。これはすごくオススメ。
そして、わたしが一番推薦したいのが
「The 4th kind」
だ。
これまで紹介した作品はどれもホームビデオ風フェイクドキュメンタリだが、この「The 4th kind」は実際の映像と再現映像を交えるという画期的な試みをしていてそれが絶妙に成功している。これはあれやこれや読んだり見たりしてから見るより何の知識もない状態で観るのがオススメ。なんといっても、わたしがそうだったから。ちょっと面白そうで、時間があったので観に行ったら想像以上に面白くて、想像以上に怖くて、夜寝るに寝れなくなるぐらいだった。観終わってから鳥肌が止まらなかったし、口をあんぐり開けたままになるものすごい映画だった。
さて、一番のオススメ映画を紹介したところでフェイクドキュメンタリ風映画のワーストを紹介したい。
「バトルフィールドTOKYO」
だ。
人生で下から2,3番目ぐらいのつまらなさだった。人生ではじめて映画を早送りで観た。半端な予算で規模を大きくしすぎたため、めちゃくちゃ詰まらない仕上がりになってる。突っ込みどころ満載で、例を上げると
ロケ地がどう見てもリトルトーキョー
ただの通勤ラッシュを逃げ惑う市民風に撮影してる
前のシーンで服汚れたはずなのに次のシーンで綺麗になってる
CGがチャチ
カメラのノイズが不自然なくらい入りまくってて細切れ映像をひたすら見せられる拷問

などなど、つまらなさはZ級なので独りで観るより多人数でわいわい騒ぎながら観るのがオススメだと思う。
それって、これまで紹介した映画(The 4th kindは除く)全般に言えることでどの映画も友達同士などでワイワイキャーキャー観るとすごく楽しいと思うんだよね。今回のパラノーマルアクティビティに関しても、恋人同士とか、友達同士で観るのがいいんだと思う。何より、あのエンドクレジットが出てからしばらく続く謎の間はきっと映画館でしか楽しめないと思うから。あの不思議な間は初めて経験したすごく微妙な時間で、「え、終わり?なんだこれ?」とお互いの顔を見合わせるのは皆で見てこそだと思う。
original: https://e-jigsaw.blogspot.com/2010/03/blog-post.html
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筆者について

jigsaw(ジグソウ、1991年6月12日-)は日本のプログラマ、会社代表。本名は小林貴也(こばやし たかや)。主にウェブ、フロントエンド領域で活動している。カミング・スーン合同会社の代表社員。
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