パラサイト 感想

めちゃくちゃ面白かった、テンポがとてもよくて終始グイグイ引き込まれるし「ああ、こういうやつね」とおもっているともう違ってたやつに化けてきたりしてポン・ジュノ監督の手腕たるや

是枝裕和監督の万引き家族、 ジョーダン・ピール 監督の us、ケン・ローチ監督の家族を想うときとたて続けに似たテーマの映画が作り手から送り込まれてくるあたり、同時代性を強く感じる
格差問題という意味ではトッド・フィリップス監督のジョーカーを含めてもいいかもしれない

スノーピアサーでも近いテーマを扱っていたけど、スノーピアサーではちょっと寓話的すぎたところがフッドに戻ってきてイイ感じになるあたりは、 シャマラン がヴィジットでカムバックしてきた感じを思い起こさせる

刺激的すぎてどっから感想を書いていいものやら見当もつかない

狭苦しくてモノが多くて汚い家モチーフは万引き家族でもあったものだったけど、その対比として金持ち一家の方がデカくて何もない家に住んでる
半地下一家とはうってかわってコミュニケーションはほぼない、娘や息子は壁越しに親の様子を伺ったり、息子と父は無線で話すだけだったり(しかもその傍ら両親はセックスしている)
故に半地下一家に入り込まれてしまうという話なのかもしれんが...
家自体も金持ち一家の家は坂を登ったところにあるし、地下に潜ってしまった男は地下にいるし、意匠からの目配せがスゴい
あんな地下に閉じこもって暮らしてて発狂しないもんなんだろうか、自分だったら絶対耐えられそうにない...

昨日みたフォードvフェラーリのカトリーナ・バルフさんに続いて金持ち一家のお母さんのチョ・ヨジョンさんたまらんかったな...
あとチョン・ジソさんも...

金持ち一家弟のトラウマシーンがスムーズに過去につながって発覚するところ、怖いやら面白いやらで変な笑いが出てしまった
エイフェックス・ツインがニューンと出てくる、みたいな...
そりゃ昏倒もするわい、とおもった

全編に渡って、不憫なんだか可笑しいんだか怖いんだか、よく分からないところをグルグルしてるうちに感情が大きくなっていくあたりは昨今の面白い映画に通底するものかも

ソン・ガンホのお父さん役もさすが名優といったところで、能天気なんだか、何も考えてないんだか、時々漏れる悪態とか全部引っくるめて「あぁ...」みたいな...

#20200113 #0113

#20200114
ブラピ怪演でアカデミー賞大本命 賛否両論の『ワンハリ』を映画研究者が評価する理由 | 文春オンライン 読んで思い出したが、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドも舞台は60年代だけど、貧富の描き方は通じるものがあったな
かたやトレーラーで犬と汚そうな暮らしをしてるけど、幸せそうなブラピと、豪邸なのに独りで泣いたりキレたりしてるディカプリオ

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筆者について

jigsaw(ジグソウ、1991年6月12日-)は日本のプログラマ、会社代表。本名は小林貴也(こばやし たかや)。主にウェブ、フロントエンド領域で活動している。カミング・スーン合同会社の代表社員。
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