ハートキャッチプリキュア 感想

from 20210909 #0909
ハートキャッチプリキュア 感想
全体を通して、まあ面白かったといえば面白かったが終盤の展開で完全に下がっちゃったかなあ...
テーマがファッションだったので、終盤は砂漠化していく地球で「それでも着飾ることはボースティングなんじゃ~い」とボロ衣を手縫いで新衣装をつくって、それが光り輝いて新フォームに...みたいな展開一択だろ!とおもってただけに(?)全てが肩透かし感があったというかなんというか...
ファッション絡みの話、文化祭の時にここがクライマックスだったらやだな~とおもってたら本当にそうなっちゃって寂しい
サバーク博士がムーンライトの父なことは中盤で月影家の話がチラッと出てきた時点からわかってたし、デューンも地球を砂漠化したいことは分かったけど、結局どうしてそこへ至ったかということが全く語られないので感情移入しにくい
ムーンライトの父も何故妹(母は誰なのか...)を素体にダークプリキュアをつくったのかも特に明かされるわけではなく、ムーンライトからしてもサバークが父だと知れた時はエヴァのゲンドウのそれみたいなもんで、恥ずかしすぎてぶん殴っちゃいそうだけど、別にそういうわけでもなく...
冷静に考えて姉妹を争わせてる父親気持ち悪すぎん...?
そもそも、テーマが花なのになんで宇宙...?っていう...
地球はかなりカタストロフィックな状況になったのに一夜にして元通り?ってそれは都合よすぎません...?
心の大樹だけはぶっ倒れたままで、小さい苗木が芽生えてて...
えりかを筆頭に「世界救ったったわ~」みたいなのも、じゃあこの地球上から全ての貧困や争いが全てなくなったんですか?本当に救われていますか?とイチャモンつけたくなっちゃうがそこは御愛嬌か...
砂漠の使徒たちの目的もイマイチ不明
結局最後の最後までプリキュアを倒すという目的と、地球を砂漠化するという目的の整合性がわからなかった、デューンが全部やれるなら最初からデューンが出張ってくればいいだけなんじゃね
デザトリアンの仕組みも謎
なんとなく心の花が元気な方がデザトリアンも元気になりそうなもんだけど...
だし、心の花が弱った人が回復するとウンコが出て心の大樹が元気になるっていう仕組みもよくわからなくて、終わってみれば幹部連中がノコノコデザトリアンを召喚して心の大樹を活性化させてしまったが故に負けてしまったのでは、という...
展開の遅さ
本作は非常にテンポがゆっくりで、最近のチャキチャキした作品をみているせいかもしれないけど、2人揃うまでにも時間をかけて、サンシャインにも時間をかけて、ムーンライト復活にも時間をかけて...と4人が揃う頃にはもう終盤で、合体技もなくてフォルティシモ等を連発するだけで新鮮味のない戦闘が続くばかりだった
必殺技前の戦闘も基本殴る蹴るを連発するだけで中盤からは明らかにダレたな~という感じだった
とはいえ、良く言えば丁寧に描いていたとも言えはするとおもう
不揃い感
なぜなのか本当にわからないのが、サンシャインだけ武器がタンバリンで残り3人がタクトで、その4人でオーケストラだって主張しているんだが、指揮者3人いて楽器はタンバリン1人てどんなパンクバンドやねん、と
必殺技がオーケストラなんだったらブロッサム(かムーンライト)はタクトでもいいかもしれんけど他の奴には楽器を持たせたれよ~と...
そういう意味ではHUGのツインラブはめちゃよかったな...
終盤近くまでは ブロッサム/マリン + サンシャイン + ムーンライト みたいなぎこちない構成だったのが、終盤の一連の回では謎に マリン/サンシャイン + ブロッサム/ムーンライト みたいな組になってて謎だった
サバーク関係の話をやるためなんだろうけど、結構唐突で面食らった
あと地球でも謎に漫画家志望の奴とヤングケアラーのコンビが描写されてて、そこそんな関係でしたっけ、みたいな...
物語の結論に対する自己矛盾
つぼみがゆりさんに説いているように、憎しみの連鎖を断ち切るには絶対に割を食う人が必要なんだと、それは分かる
といいつつ、どういう心持ちで向き合うにせよ、結論としては変身してぶん殴って解決してるわけだから、それ連鎖断ち切れてなくない...?という
デューンを包摂したコミュニティを形成できてはじめて憎しみの連鎖を断ち切れたと言えるんじゃなかろうか
そもそもどういう連鎖があったのかはよくわからんが
フラワーとの因縁があることはわかったが、ミラージュに負けた経験があるならせめて対策してからリベンジマッチ仕掛けてこいよなあ、という...
サンシャインについて
サンシャインは、変身前のキャラクターからして(若干アラモードのあきらさんみはあるにせよ)これまでみてきたプリキュアシリーズの中では特異な存在だったが、そのギャップもあって変身シーンの多幸感は最後の変身までずっと継続した
それだけに、エピローグで制服も変えて、髪も若干伸ばしていたのはなかなか解釈の難しいところなんじゃないかとおもった

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筆者について

jigsaw(ジグソウ、1991年6月12日-)は日本のプログラマ、会社代表。本名は小林貴也(こばやし たかや)。主にウェブ、フロントエンド領域で活動している。カミング・スーン合同会社の代表社員。
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