孤島の訪問者 感想 (ネタバレあり)

from 20221204 #1204
孤島の訪問者 感想 (ネタバレあり)
時空旅行者の砂時計がSF犬神家なら、今度は遊星からの物体Xやん!!とテンションあがった
まあ前作は犬神家にタイムトラベルものをかけあわせたのが面白かったのだが、続編の本作は理屈っぽい遊星て感じでブランニュー感は少し薄かった
前作でもゲンジが白っぽいけど白確できんなあ、という風に描かれていたのに対して、本作の西城は本当に主人公の女房役みたいな風にしか描かれないので、それが引っかかっていて主人公が推理を披露しはじめた時に「ん〜これはまたひっくり返されるやつなのでは?」とおもってしまった
メタ読みはズルいかもしれんけど、物語上...
とはいえマレヒトが2体ってのには素直に驚いたし、2体いるのも(西城がちゃんと明かしてくれてから死んでいったお陰だけど)きちんと理由があって納得した
死体に擬態はいろいろ混乱した(図でみても飲み込むのに少しかかった)が、なんとなくだけど西城からしてみたら交配だけできればよかったはずなのでわざわざ連続殺人をやる意味はなかったのでは...?とおもわんでもなかった
前作がそこそこ手の込んだ館ものだったので、本作の公民館跡は若干味気なかった
学者先生は明らかにミスリーディングすぎて、作中の人々もミスリードだと気付いていたぐらいだしなあ
最後の三雲ツイストも素直に驚いたが、確かになんで睡眠薬と胃薬のくだりシーンが書かれてるのかな〜とはおもったのだった
前作のアイカポジションだったので、なんとなく意識が引っ張られてしまっていた
どうでもいいけど、本編では約3日間ずっとリアル Among Us をやり続けるみたいな感じなんだろうとおもうが、さすがにそこまで推理力というか集中力がもたない気がする
複数人の行動を追いながらかつインポスターもありとなると相当消耗する(経験談)

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筆者について

jigsaw(ジグソウ、1991年6月12日-)は日本のプログラマ、会社代表。本名は小林貴也(こばやし たかや)。主にウェブ、フロントエンド領域で活動している。カミング・スーン合同会社の代表社員。
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